社会復帰して1ヶ月経過しました

近況

みなさんこんにちは。がんつげです。

だいぶ期間が空いてしまいましたがまだ生きております。

実は休職期間を満了しまして1月末から社会復帰してサラリーマンをしておりますので、そのへんを中心に近況をご報告しようと思います。

振り返り:休職期間中の生活

ざっくり休職について振り返ります。

休職に関する規定はお勤め先によって違いがあるかと思いますのであくまで参考ということで。

休職開始までの経緯

がんつげはもともとサラリーマンでして、休職するまでをざっくり振り返るとこんな感じです。

健康診断で引っかかってからだいたい半年で休職(有給消化を含む)しています。

時期イベント
2022年1月健康診断で異常を検知。再検査。
2022年2月大学病院を紹介される。再検査。
2022年3月大学病院では手に負えないと言われ国立がん研究センターを紹介される。
2022年4月生検を実施。未分化癌確定。放射線治療および抗がん剤治療を開始。
2022年5月GW明けあたりに余命半年宣告を受ける。休職を決意。
2022年6月有給消化
2022年7月休職開始

実質6月からお休みしているわけですが、7月から翌年1月までは病気欠勤扱いらしく、弊社のシステム上の正式には2023年の1月から休職という扱いのようです。

また、弊社規定では休職は最長2年間なので、2023年1月から2025年1月の2年間休職して今に至るというわけです。

ちなみに2年以上休むと退職扱いとなります。

そのためやむなく復職した次第。本当は働きたくない。

休職期間中の金銭事情

休職期間中は働いていないのでお賃金が出ないわけなのですが、以下の収入があったのでそれで生活していました。

生命保険金

余命半年宣告のお陰でリビング・ニーズが適用されたため、かけていた保険金が一括で振り込まれてまとまった資金を得ることができました。

1千万円ちょい出ましたが、こちらに関しては旅行等遊興費に使いましてほぼ残らず。

正直保険を見直して解約しようと思っていた矢先だったので今思うとかなり運が良かったですね。

保険に関してはこの辺の記事にまとめてますのでご興味のある方は御覧ください。

傷病手当金

傷病手当金は病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されるお金のことです。

健康保険に加入している場合に支給されます。

支払額は標準報酬月額に依存しますが、法律で給料の6割分が1年半支給されることが保証されています。

がんつげの会社の健康保険組合は、期間によって額がどんどん下がるものの、最長3年間支給するタイプだったので休職中の生活費は基本的に傷病手当金で賄っていました。

休職中の活動

休職中は治療に専念するはずでしたが結果として旅行ばかりしていました。

治療・検査

休職した時点で一通り治療は実施済み、悪化したら治験に移行するということで基本様子見で月イチCTを撮るなどの検査をしておりました。

そうこうしているうちにオーロラ見にいって帰ってきたらガンが消えていたというミラクルが発生してしましまして、結局今に至るまで特に治療っぽいことは何一つ実施しておりません。

様子見の検査も最初は月に一回行っていましたが、2ヶ月に一回になり、3ヶ月に一回になり、現在は4ヶ月に一回になりました。

旅行

休職して時間があるわけなので、仕事しているときにはできないことをやってみよう、ということで1~2ヶ月程度の旅行をたくさんやりました。

旅行自体の詳細は別アカウントでやっているブログの方でお楽しみいただければと思いますが、世界一周航空券を使って6回ほど世界一周しました。

オーロラもそうですが、ナイアガラの滝やニューヨークの自由の女神、イギリスのストーンヘンジ、ノルウェーのフィヨルド、エジプトのピラミッド、ウズベキスタンのシャーヒ・ズィンダ廟群、オーストラリアのエアーズロック、などなど見て回ってきました。

他にも国内の東西南北端に行ってみたり、

一ヶ月くらいかけて北イタリアを巡ってみたり。

大変楽しみました。

お陰で生命保険金はほぼなくなりましたが、まあいつ死ぬか分からんし特に後悔はありませぬ。

社会復帰後

というわけで2年以上も自由すぎる生活を送っていたわけですが1月ほど前に晴れて社会復帰したわけです。

本当は働きたくなぞないのですが生きて行くためにはお金が必要なのです。

復職の手続きは面談と勤務訓練

弊社の場合復職手続きは産業医との面談2回、人事との面談1回の計3回の面談+2週間の勤務訓練でした。

面談はともかく勤務訓練はどんなものかというと、朝夕の定時に上司に訓練開始・終了の連絡を入れて、日中はちゃんと机に向かって読書など活動をするというものですが、実態としては休職中に昼夜逆転したり、お昼寝をするようになっちゃった人用の更生プログラムとのことです。

今回も一応やっておこうということで実施は受け入れましたが、既に旅行する予定が詰まっていたので上司に訓練開始・終了を告げるメールをタイマーで送ってやり過ごしました。

時差はあったかもしれませんが、実際日中しっかり活動してますし問題は無いはず。

最初の一ヶ月は辛かった

お仕事は始まりましたが休職中もなんやかんや規則的な生活をしていたので、生活自体に大きな変化はありません。

勤務形態は基本的に在宅ワークなので通勤電車に乗る必要がないのが大変ありがたいです。

業務も休職前と基本的に一緒なのも助かります。

とはいえ久しぶりすぎて社内のシステムも変わってるしで新しいテクノロジーについていけないおじさんになってしまいました。

あとはリモートワーク特有の誰ともコミュニケーションが取れないなどのも重なりかなりのストレスを感じて一時期は本当に体調悪くなりました。

胃も痛いし吐きそうだしで、復職したのに心を病んでまた休みそうなレベル。

一回産業医に相談するレベルで弱っていて、週末もずっとプレッシャー感じててロクに休めず本気で会社辞めようか悩んでました。

現在は落ち着いている

最初の1ヶ月は前述のとおりでして、途中今会社をやめたら蓄えで5年くらい生きていけそうだとか、それ以降は生活保護をもらうしか無いのだろうか、などと考えていましたが、ある日突然

というわけで今は家で適宜サボりつつお仕事頑張っています。

なぜ急に楽になったかについては、おそらくですが休職前と現在のギャップが認識できた、そのギャップが思ったより大したことなかった、実際に対面で会う機会を作ってメンバーの顔が認識できた、あたりが結構効果あったように思います。

この1ヶ月は情報の海と不安に溺れていただけなんでしょうねえ…。

そもそもなんで復帰後に同じチームのメンバー紹介とか業務レクチャーとかなかったのかとか、今思うと上司の采配もどうかしてたわ。あいつヘルプ出しても具体的に何も実現しないし信用できんな。

とまあ今回はこの心境に至ったので良かったですが、あのまま何も改善されなかったら今度は心の病で休職突入する可能性ありましたね。

長期間休んで社会復帰する人で、特にリモートワークの場合は似たような状況に陥る人も多いのではないかなと思いますのでこの話が参考になると幸いです。

出社は面倒ですが最初からリモートワークは良くないなと思いました。

お賃金もらえた

お給料が月末締めの翌月払いなのでもしかしたら初月は給料もらえないかと思っていましたがちゃんと貰えました。

この2年で給料が上がったらしいというお話を聞いていた&今年に関しては住民税がかからないということで手取りがどれだけもらえるか期待していたのですが、実際もらうとなんか思っていたより少なくてがっかりしました。

いやまあ冷静に考えると増えてはいるのですよ。

この2年間は傷病手当金を半年~3ヶ月単位で申請していた関係で一度に振り込まれる額が多かったとか、100万円単位で航空券買ってたりとかしてたので金銭感覚がバグってしまったようです。

この辺はゆっくり直していくしか無いですね…

現在の体調

というわけで波乱万丈な社会復帰をしたわけですが、肝心の体調の方はというと

ということで絶妙に体調が悪いです。

ちょうど余命半年と言われてから半年経過したくらいの体調に似ています。

直近2年くらいは全く体調不良にならなかったのに仕事を始めた途端これなので、改めて労働は健康に悪いなと思う次第です。

近々検査があるのでとりあえずは様子見ですが、再発していたらどうするか真面目に考えておかないとですねえ。

同じ病気だと間を1年開けてないと休職できないみたいなので、せめて別の病名がついてくれればいいのですが…。

最悪産業医と相談してうつ病ってことで休職かな…実際ストレスで相談実績あるし…

まとめ

社会復帰して1ヶ月くらいの状況についてご報告しました。

仕事自体については昔の感覚を取り戻せたので上手くやっていけそうな気がしますが、体調面が気になるところです。

この2年間特に問題なかったのに復職した途端に体調不良ですからね。

労働は健康に良くないので全人類辞めるべきかもしれない。

今後、治療・休職なんてのはまあ問題ないのですが、資金面に不安があります。

同一の病気が原因だと傷病手当金も出なくなるみたいですし、現在の状態だと休職期間も残ってないのですぐ失職してしまいます。

仕事のストレスでがんが再発、なんてことになったら今後も仕事できないってことで障害年金出たりするのだろうか…。

何はともあれ次の検査結果次第ですかね。

なるようにしかなりませんし。

というわけで次回の更新もお楽しみに。

でわでわ。ごきげんよう!

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