みなさんこんにちは。がんつげです。
先日放射線治療を完了しましたが、別途行っていた抗がん剤治療の方も完了しました。
これで治療は完了か?と言うとそういうわけでもなくて、これらはあくまでこれから行われる別の治療までのつなぎでして、今後は状態を見ながら新しい治療を行っていくことになります。
治療方針について
放射線治療と抗がん剤がつなぎとかちょっと意味わかんないですね。立派ながん治療じゃないんですか?どういうこと?
という方もいらっしゃると思いますので一旦整理しようかと思います。多分普通?のがん治療よりは手をかけてもらっているように思います。
がんの進行が早かった
がんつげのがんは甲状腺がんの一種です。
通常、甲状腺がんの9割位は乳頭がんと呼ばれるものに分類されていて、生存率も高いものなのですが、がんつげの場合は未分化がんと呼ばれるものでした。甲状腺がん全体の2%程度が該当する症状で、全身に転移とかもしちゃうやべーやつです。
とは言えお医者様的には
ちゃんと検査してから切除しちゃいましょう。手術は早くても1ヶ月後くらいですかね。他にも重症な患者さんはいっぱいいるので、他との兼ね合いを見てもうちょっと後ろになるかもしれません。
という感じでした。まあそんなものかと思っていたらその2日後くらいに電話で
CTの結果を見ると患部が大きくなっていて進行が早いので早急に何らかの対応をしないといけません。
今はがんつげさんのために治療の準備をしているところですが時間がかかります。その間何もしないとかなり危ないので、つなぎで放射線治療と抗がん剤治療をしましょう。
と態度を一変させるくらいには危なかったわけです。実際呼吸困難気味でしたし、余命一年とか言われるし、ほんの1ヶ月前ですがあの時よく生きていたものだと思います。
治験で本格的に対応する
とまあそんなこんなが有りまして、本格的な治療を始めるまでの時間稼ぎで放射線治療と抗がん剤治療を行っているわけですね。
今やってるのもちゃんとした治療じゃないのかい?
という点については、以下のお医者様の発言を聞いている限り、がんつげの症状は通常の治療では追いつかない状態のようでした。なのであくまで次の治療までのつなぎです。
がんつげさんの症状によく適合した治療があるのでそれを実施しようと思います。
まだ治験段階ですが、実績もありますし効果もあります。
ただ、治験なので明日から実施とはいかず、申請や準備に時間がかかってしまいます。
衝撃的なお話(余命一年)も有ったと思いますが、同じような状態から生存している人もいるので、頑張って治しましょう。
正直医者の発言から自分の状態のヤバさがビンビンですが、まだ死ぬ気は無いのでこの治験で成果が出ることを願うばかりです。
内容的には抗がん剤投与に近いようです。点滴で新しいおクスリを投与する方式とのこと。
ちなみに治験というと謝礼をもらって新薬の実験をするイメージが有るのですが、何か謝礼がもらえたりするかは未確認です。
そもそも治療費は保険対応なのだろうか…。流石に全額自己負担だったら最初に何か説明があるだろうから大丈夫だとは思うが。
今後の流れ
お医者様によると、治験に向けての申請や準備は着々と進んでいるようでして、この後CT等で患部の状態を確認後に治療を開始していくとのこと。
最終的には切除できるところまで患部を小さくするのが目標です。
というわけで今後は患部が小さくなったら手術して患部を取り出す事になりそうです。今は頸動脈が近すぎて手術できないらしい。裏を返すと患部が小さくならなかったら手術できないからワイは死ぬしかなくなるということだろうか。
その時はリスクを取ってでも手術をお願いするしかないわなー。とりあえず治験に期待。
現在の体調
放射線治療および抗がん剤治療が終わったので記録しておきます。
食道の状態
放射線治療が終わって1週間程度経ちましたが、ようやく痛みが引いてきた実感があります。
これまでは痛み止めを飲んでいて、痛みが抑えられているにも関わらずかなり痛みがあって食事時間が2~3倍かかることもザラでした。間違えていつもの調子でいつもの分量を飲み込もうとすると涙が出るくらい痛かったです。
とは言え食欲は無くならず、今までどおりの分量を食べてはいます。痛みよりもご飯。焼肉うまい。
現状まだ痛み止めは服用していますが、だいぶ痛みは引いていて、以前通りとはいかないまでも比較的気遣いすることなく食事がとれるようになりました。
ちなみに前回薬局で入手できなかったお薬達は無事に入手することができました。
カロナールは錠剤からシロップに変えてもらったところボトルで大量に出てきて笑いました。味はまずいですが、錠剤を飲むよりはかなり楽になったので大助かりです。これから放射線治療を受ける方はシロップ版のリクエストをおすすめします。
オキノーム散は例のおクスリです。サラサラしていて水にすぐ溶けるので飲みやすかったです。割りと頻繁に服用していますが今のところ特に禁断症状的なものは出てないので多分安全なんだと思います。
皮膚の状態
食道の状態が良くなったのに対して喉の皮膚の状態はちょっと悪くなっています。
少し前には触れば痛みがある程度でしたが、今は触らなくとも痛みを感じる状態です。
追加で軟膏を出してもらっているので、それを付けて耐えるしか無い状況です。
汗をかいたら余計にかぶれそうなので、比較的涼しい時期で良かったと思うことにしています。
その他
手のしびれがありますが、日常生活には特に支障ないレベルです。
あとは関係あるかわかりませんが、夜中に目が覚めることがなくなりました。数年前から夜中に目が冷めることが多くて、老化かな?と思っていましたが、もしかしたらこれもがんの影響だったのだろうか。甲状腺が出しているホルモンのバランスが云々とか。
とりあえずちゃんと寝られるようになって嬉しいです。
まとめ
放射線治療と抗がん剤治療が終わりました。これから本格的に治療が始まるわけですが、一旦区切って一段落という感じです。
抗がん剤はともかく放射線治療は体に目に見えるダメージが有るのがちょっとつらかったですね…。次の治験がどんなものかわかりませんがあまり体調に影響が無いものであることを願います。
改めてお医者様の発言を振り返ってみましたが結構自分の状態がヤバそうですね。治療は続けていますが本当に来年のお花見ができるのか怪しい気がしてきました。
せめて死ぬ前に海外旅行くらいはしたいのでコロナがさっさと収束してほしいものです。
でわでわ。ごきげんよう!
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