会社を休職することにしました

近況

みなさんこんにちは。がんつげです。

お医者様に

もうダメみたいですね

と言われましたし、実際余命半年の診断書も出てきちゃったので

仕事してる場合じゃねえな

というわけで休職することにしました。

元気なうちにやりたいことやって楽しく余生を過ごそうと思います。

退職or休職

仕事は休んで自分のことを優先しようと考えている場合、

は?休職?職場に出られないで迷惑かけるなら潔く退職しろよ!

というパワハラ気質な職場が世の中にはもしかしたらあるのかもしれませんが、幸いにして一部上場でコンプライアンスに敏感な企業に勤めているため退職を強要されることはありませんでした。

一応選択肢としては退職も休職もありましたが、私の意思で好きな方を選んでいいという感じです。

今回の場合、色々考えなくても休職のほうがメリットが大きそうだったので休職することにしました。おそらくですが退職のメリットは退職金が出るだけな気がします。

いずれにしても今までまあまあな金額の税金を収めてきているので活用できる制度は活用していくべきですね。

職場復帰の可能性が残せる

余命半年なのにこれを考える必要があるのだろうか、というご意見もあるかと思いますが、一応まだ生きることを諦めたわけではないのでここは大事なポイントかなと考えています。

これから治験に入る可能性があり、寛解する可能性も無くはないレベルですがあるにはあるようです。

治療が終わった後に無職だと就活から始まるので人生ハードモードに突入してしまいます。年齢的にも仕事を探すのは大変そうですし、今の生活水準を保つのはちょっとむずかしいかもしれません。

このブログの収入だけで生きられるようになっていれば問題ないですが、今のところそこまで成長する見込みも見えないですしギャンブルとしてはだいぶ分が悪いです。

会社によって規定は異なるかもしれませんが、今勤めている会社の場合、最長で2年間は休職からの復帰が可能です。退職してしまうとこの権利が消滅するのでこの一点だけ見ても休職のメリットは大きいですね。

職場の健康保険を継続できる

退職すると健康保険が使用できなくなるかというとそういうことは無く、国民健康保険に移行することでそのまま使用することが可能です。また、条件次第で退職後も傷病手当金も受け取ることが可能なようです。

ただ、会社の健康保険組合のほうが手厚いことがままあるので、基本的には退職せずに継続して使用できる休職のほうが良いかと思います。

例えば、通常だと医療費の上限(高額療養費制度)は約8万円ですが、今勤めている会社の健康保険ではこれとは別に、1診療機関での支払いが一定額を超えると給付金が出たりします。

また、傷病手当金は通常6割程度ですが付加給付金が出る事により給与の8割程度の金額を毎月受給することができます。

このあたりは会社や健康保険組合によって違いがあるので一概には言えませんが、概ね国民健康保険単体よりは有利になると思うので、活用が可能な休職を選択するほうが賢いかなと思います。

休職後しばらくは給与がもらえる

怪我や病気で働けないときに給付金がもらえる傷病手当金という制度がありますが、これとは別にしばらくの間勤めている会社から給料がもらえる場合があります。

これは会社の制度次第なので全員が恩恵に預かれるかというとそんなことはないかと思いますが、古き良き日本の大企業だと支給してくれるのではないかと思います。

私が勤めている会社では1ヶ月だけですが満額給料が支給されるようです。なんならボーナスも出ます。

休職の手続き

明日から休職します

オッケー

で休職できれば楽なんですが、そんな訳にはいかないのが会社というものです。

診断書が必要

会社の事務方に相談したところ、

病院用意のフォーマットで構いませんので、

・病気療養が必要であること

・具体的な療養期間(○月☓日~△月□日)

これらが分かる診断書を提出してください

とのこと。

病院の文書窓口に相談に行ったらフォーマットが用意されていたので診断書の申込み自体は簡単でした。請求される回数も多いようだったので、多分どこの会社でも同じものが必要になるのではないだろうかと思います。

ちなみに診断書作成には2~3週間かかるのですが、

診断書は休職の申請をする際に必須になります。後から提出とかはできません。

と言われました。すぐに休職手続きしたい場合はどうするのだろうかと疑問が残りましたがとりあえず私には影響がなかったので無視することにしました。

有給は使い切るのが基本

そういえば有給休暇はどういう扱いになるのだろうか

と思って調べたところ、弊社の場合休職中に申請することはできないので、休職する前に使い切ったほうが良いことが判明しました。

ただ、仮に復帰した後に病院に行く必要がある場合は有給使う場合もあるので2~3日は残しておく感じです。

というわけで今は休職と言うなの有給消化中です。有給約2ヶ月+最初の1ヶ月はお給料が満額出るので3ヶ月間は何もせずともお金がもらえるという素晴らしい状態になりました。

休職の報告

一応会社関係者の報告者リストづくりを試みたりしたのですが、

どこまで対象にしたらいいのか分からん!

て感じになったのでメッセンジャーに登録している人と派生して思い出した人に限定してメールで報告するにとどめました。正直考えるのが面倒くさかった。

いくらか反応があったりしたので別途ご飯食べに行ったりしている感じです。

休職期間中のお金の話

金銭面が気になって仕事休むなんて考えられない

という方もいるかも知れません。

私の場合は保険金がおりた(リビングニーズ特約も有ったのでギリギリ4桁万円)のでその心配は不要となりました。

仮に保険金が下りなかったとしても、先述の通り会社の制度を駆使して初期の3ヶ月間はフルで給与が支給されますし、傷病手当金を申請すればその後も8割は受給できるので贅沢しなければ今まで通りの生活が送れます。

昨年度下期は普通に働いていたので夏のボーナスも出ますし、何なら上期も半分は働いていたので冬のボーナスも多少は出るようです。

というわけで保険金がなくてもよほど贅沢しなければ日常お金に困ることはなさそうなので、保険金はやりたいことの活動資金にでもしようと思います。

まとめ

医学的にはそんなに長くは生きられそうにないということで休職してニートになりました。

時間はできたのですが正直なところ何をしたらいいかというところではあんまりアイディアがないんですよ。困った。

保険金分は贅沢に使っていいことが分かったし、実際入金されたから盛大に使ってやろうと思ったのですが、いざ使おうとすると

え?こんなのにこんなに金かかるの?コスパ悪くない?その金額の価値有るの?てかこんな高価な買い物怖すぎてできないわ。

みたいな感じで今までの生活習慣が大金を消費することに抵抗を感じてなかなか使えないんですよねえ…。本気でほしいと思ってないからなんだろうけど。

自分が何を欲していてどうしたいのか、というのはなかなか難しい問題ですね。時間もお金もあるのにどうしていいかわからず闇雲に時間を浪費して焦っています。やりたいことリストでも作っておけばよかったなと思います。

みなさまもいざという時が来た時のためにやりたいことリストを作ってみてはいかがでしょうか。死の間際ではなくとも、今まで浪費していた時間を有意義な物に変えられるかもしれませんしね。

でわでわ。ごきげんよう!

本ブログが「参考になった」「お疲れ様」「頑張って生きて」という方がいらっしゃいましたら、チップ(100円~)大歓迎です。今後の生きる力につながります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました