みなさんこんにちは。がん告げです。
がんつげは甲状腺がんに罹患してからというもの周囲の人間に
健康診断受けろよ!できればがん検診も受けろよ!
と布教して回っているわけですが、
がん検診も色々あるみたいだけど一体何がんの検診受ければいいんだい?
と言われてそういえば甲状腺がんにしかかかったこと無いし詳しいこと知らねえなあということで調べてみたら色々と発見がありまして、一度下記の通りTwitterで発信したのですが検索で来る人もいるかも知れないのでブログ記事も残しておこうと思い本記事を作成しました。
今後の参考になれば幸いです。ちなみに2023年9月時点の情報です。
友人にがん検診受けろよと布教してるんだけど、具体的に何がんの検診受けたら良いんだい?と問われてそういえば俺は甲状腺がんにしかかかったことないし詳しいこと知らねえなあと思ったので少し調べたところ国が推奨する検診は胃がん、子宮頸がん、肺がん、乳がん、大腸がんだそうです。
— がんつげ@甲状腺未分化がん (@gantsuge) August 20, 2023
【参考】詳しい情報は公的サイトを
今回はがんつげ個人が調べた情報をまとめて個人的見解を載せているような記事なので、正確な情報については公的に情報発信をしているサイトを参照ください。
がんつげは国立がん研究センターが運営しているがん情報サービスを参照しています。
国が推奨するがん検診は5種類のみ
肺がん、胃がん、肝臓がん、大腸がん、膵臓がん、乳がん、子宮頸がん、咽頭がん、舌がん、甲状腺がん、etc.とがんの種類はたくさんありますがその中でも推奨されているがん検診の種類は以下の5種類となっています。
受診間隔は1年or2年に一回とのこと。
思っていたよりも種類が少ないですね?甲状腺がん見つからなくない?
というのが最初の感想でした。
がんの種類自体はたくさんあるのだからもっといろんな検査があって然るべき、という感覚です。
がん検診の目的はがんによる死亡者数を減らすこと
がん検診の目的はがんによる死亡者数を減らすことにあります。
そのためより多くの人を救けるという観点で以下の基準を満たしている検査が推奨されており、それが前出の5種類の検査ということです。
裏を返せば、あまり見かけない種類であったり、あっても生命にあまり影響がなかったり、検出精度が低かったり(見つけにくい)、見つけたところで手の打ちようが無かったりするようながんは対象としていないということになります。
限られたリソースで最大限の効果(がんによる死亡人数を抑える)を得る観点としてはとても合理的な理由かと思います。
実体験としても納得ではある
とはいえ心情的には
それはどうなんだい?何であれ早く見つけた方がいいだろうし沢山検査したほうがいいのではないのかい?
という気がしなくもないですが、実際に甲状腺未分化がんになって死にそうになった身としては検査が大変だったしそれもまあしょうがないかもしれんねという感想です。
簡単に検査時の体験をまとめると以下の通り。
ほとんどが放っておいても稀にしか死なない種類のがんな上に、その稀に当たったらほぼ死ぬ病気で、かつ検査方法に危険が伴うリスクも有りたまに失敗する可能性があったわけです。
当時のお医者様が真面目にやばそうだと判断したのでその検査を実施したわけですが、特に何もない健康な状態の人にその検査を行うかというと、冷静に考えてやらないと思います。少なくとも公費(健康保険等)を使用するものではないですね。
検診の対象は症状がない人
当たり前といえば当たり前なのですが、無症状の人の中からがん患者を早期発見することが検診の目的ですので、すでに自覚症状がある人は早急に医療機関を受信することが推奨されます。
なおがん検診は症状がない人の中からがん罹患者を見つけるための活動なので、既に症状が出ている人は症状が出てる人はサッサと病院に行けと書かれていてちょっと笑いました。
— がんつげ@甲状腺未分化がん (@gantsuge) August 20, 2023
がん検診のメリット・デメリット
がん検診のメリットとデメリットについても触れておきます。
何であれデメリットはありますのでそれを把握した上で実施するかどうかを自分で決めるのが大事ですしね。
メリットは早期にがんが見つかる(かもしれない)こと
最大にして唯一のメリットですね。
検診のそもそもの目的ががんの早期発見と死亡者数の減少ですし、早期発見できれば治療できる可能性が高いはずなので、もしがんが見つかっちゃっても比較的安心です。
仮に見つからなかった場合も、検査精度が高いはずなので逆にそれはそれで安心できます。
デメリットは身体的・心理的負担
そもそもがん自体を見逃すというリスクもありますが、個人的に気にしたいのは身体的・心理的負担です。
身体的デメリットは偶発症、例えば胃カメラで胃壁を傷つけてしまうとか、レントゲンやCT撮影時にX線で被爆するなどです。ただこれらは気にしてどうなるものでも無いので医療関係者を信用するしかなさそうです。
現実的には注射したり胃カメラ飲んだりで物理的に痛みがある方がきついように思います。年に一回くらいならまだ耐えられるんですかね…。
心理的負担は検査結果でがんの疑いがあると言われて精密検査を受けて結果が出るまでの間にストレスを感じるなどです。
がんつげ的には何かあったときの心理的負担がデカいと思う
身体的な負担もそこそこストレスですがこれっきりと思えばそこまで負担にはならないかなと思います。その瞬間で終わるので持続しません。
心理的な負担は検査をしてから結果が出るまでの期間継続します。
検診だけであれば気楽なものですが、がんの疑いありで精密検査を受けたらそのストレスはかなり大きいです。しかも結果が出るまで平気で1週間とか継続しますし、何なら検査が失敗することもあります。
検査せずにがんを見逃す方が大問題なので検査自体は受けたほうがいいのですが、このときのストレスはなかなかきつかったです。
こういうこともあるんだなと認識はしておいたほうがいいかと思います。
まとめ:がん検診はメリット・デメリットを把握してご判断を
がん検診について何も考えずに布教していましたが、いざちゃんと調べてみると
- 推奨されるがん検診は5種類
- 見つけやすく治療しやすいもののみなので全てのがんをカバーしているわけではない
- がんが見つかったときのメリットは大きそう(治療の見込みが高い)だがデメリットもある
などなど発見があり、調べてよかったです。
特にデメリットについて心理的負担は身に覚えがありすぎるので、これを全人類に味わえというのはちょっと言いにくいなと思いました。結構気持ち悪いんですよね。検査結果が出るまでの期間。
とはいえがん検診自体は受けたほうが良さそうだなとは思いますので、これからはがん情報サービスのサイトを紹介しつつ自分で判断してもらうように留めようと思いました。
みなさまもがん検診を受ける際は検診内容とメリット・デメリットをよく確認の上判断してもらえればと思います。
でわでわ。ごきげんよう!
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