みなさんこんにちは。がんつげです。
周囲にがんなんだよねと告げると、一通りお悔やみお見舞いの言葉を頂いた後に
ステージは?転移とかは大丈夫なの?
と質問を受けることが多いと思います。これはおそらくなんですが、ドラマとかだと医者から告知を受ける段階で
末期がんです。全身に転移しています。
というような感じで告知と同時にもう転移しているとかいないとかわかっているような演出がなされているからではないかなと思います。
がんつげの場合、甲状腺がんが発覚した段階では転移しているかどうかはわかりませんでした。甲状腺部分のチェックしかしていないのですからそりゃそうですよね。
がんの転移が起きているかどうかを判断するためにはPET検査というものを行います。今回はこのPET検査を受けてきました。
PET/CT検査とは
PET/CT検査というのは、PET検査とCT検査を同時に行う検査のことを言います。
PET検査でがんの位置を特定し、CT検査の結果にマッピングするためまとめてPET/CT検査と呼ばれています。CTの結果ではなくMRIの結果を使用する場合もあり、その場合はPET/MRI検査と呼ばれます。
PET検査
以下はがん情報サービスのサイトからの引用です。
PET(Positron Emission Tomography)検査は、治療前にがんの有無や広がり、他の臓器への転移がないかを調べたり、治療中の効果を判定したり、治療後の再発がないかを確認するなど、さまざまな目的で行われる精密検査です。
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/inspection/pet.html
活発ながん細胞はかなりのエネルギーを消費する細胞です。そのためブドウ糖を投与するとがん細胞に集中するという特性があります。
PET検査はこの特性を利用して、放射性フッ素を付加したブドウ糖を追跡することでがん細胞が集中している部分を特定するための検査です。
PET検査の結果をCTやMRIの結果と重ね合わせることでがんの有無、がんの位置や広がりを高い精度で診断することができます。
検査当日
実際の検査はお昼すぎに行いました。本当はPET/MRI検査だったのですが、MRIの機械が故障しているとかで当日PET/CT検査になりました。
MRIの場合は造影剤を点滴しながらになる予定だったので、正直なところCTで良かったです。
検査前の制約
PET検査はブドウ糖ががん細胞に集まる性質を利用した検査のため、以下のような制約がありました。
- 前日に運動をしない
- 検査前4時間以内に糖分を接種しない
運動については筋肉の修復に栄養が使用されるからですかね。糖分の接種については必要量以上の糖質が体内に残っているとがん細胞が追跡できるブドウ糖をうまく吸収してくれなくなるからとのことです。
というわけで13時から検査だったため当日の朝食は接種可能でしたがお昼ごはんは抜きでした。そのため検査中はお腹が鳴ってました。
検査準備
最初に血糖値の検査を行って、その後追跡できるブドウ糖を注射します。
前回の検査入院で点滴の注射が死にそうなほど痛かったので相当覚悟していたのですが、今回の注射はそんなに痛くありませんでした。
なんとなくですが針の材質によって痛さが変わるような気がします。単純な薬剤投与の注射や採血は金属の針でやっていましたが、点滴用の針はどことなくプラスチック製に見えたので多分アレが合わないんだろうなあ…。
安静タイム
ブドウ糖の注射後は1時間ほど安静にということで、リクライニングチェアのある部屋に通されます。
トイレ以外は動くなということだったので動画等を見ながら過ごしました。検査には関係ないですがその時見たSPY FAMILYが面白かったのでおすすめです。
検査
検査自体は大したことはなく、CTと同じでした。10分ほど横になっていたら終わりました。特に痛みや感触もなし。検査結果は後日お医者様から、ということでこの日は完了。帰りがけにすしざんまいでお鮨を食べて帰りました。うまいものでも食べないとやってらんないっす。
まとめ
PET/CT検査を受けてきました。注射はされましたがほとんど痛みのない検査で本当に心の底から良かったです。がんより先に治療の痛みで死ぬかと思いますし…。
検査結果をすぐに教えてもらえないのがかなりもやもやしますが、ともかく転移していないことを願うばかりです…。
次回は抗がん剤治療と放射線治療のためにまた入院です。抗がん剤の副作用の確認がメインで、副作用がなければ今後は外来で対応が可能とのこと。
ここの所毎日通院しているのでちょっと疲れています。みなさんもがんばってください。
ではでは。ごきげんよう!
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